【卵・牛乳(乳製品)なし】牛肉100%ハンバーグ
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卵、牛乳を完全除去したおいしいハンバーグ!
日本ハンバーグ協会スペシャリストとして、アレルギーのお子さんにもおいしいハンバーグをぜひ食べてほしい!と思い、レシピを考案してみました。
いかにもなアレルギー食にはしたくないので、牛100%にして豪華さ&満足さを出しましょう。
日々多くの方に検索していただいているアレルギー対応レシピです。
小麦アレルギーの方は、下記「アレンジ」をご参考に!
材料(小さめ3個分 大人だったら2個分)
<タネ材料>
- 牛ひき肉・・・220g
- ひき肉用塩・・・小さじ1/3
- ナツメグ・・・少々
- タマネギ・・・小さ目1/2個
- タマネギ用水・油・・・各小さじ1/2
- パン粉・・・カップ1/2弱
- 日本酒・・・大さじ3(無調整豆乳で代用可)
- 片栗粉・・・小さじ1ほど
- 黒コショウ・・・適量
- 蒸すための酒・・・50mlほど
<ソース材料>
- ケチャップ、ソース、水・・・各大さじ1と1/2ほど(お弁当用でなければ水は50mlほどに増やします)
- しょう油・・・小さじ1/3ほど(風味づけ)
作り方
1.耐熱容器にタマネギをタマネギ用水・油を入れてラップでふんわりと覆い、600Wの電子レンジで2分ほど加熱する。加熱後アルミ箔などに広げて包み、冷凍庫で急冷する。



2.パン粉に日本酒を加えて混ぜ合わせる。
3.ボウルにひき肉、ひき肉用塩、ナツメグを入れ、ねばりが出るまで手でよくこねる。
※手に吸い付くような感覚になるまでしっかりとこねます。
なし】牛肉100%ハンバーグ2016.09 課程1.jpg)
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4.3に2、片栗粉、1+コショウの順に3回に分けて加え、都度手でよくこねる。



5.用途に合わせて2等分、または3等分し、空気抜きをしながらハンバーグ状に成形する。バットにおいてラップを被せ、冷蔵庫で30分ほど寝かす。
※お子さん、お弁当用には3等分がおすすめ。大人のみなら2等分で。
※お弁当用にする場合は前の晩にこね、チルド室などで朝まで寝かせます。

6.フライパンにサラダ油(分量外・適量)を入れて強めの中火にかけ、5を焼く。焼き色が付いたらひっくりかえし、蒸すための日本酒を加えてふたをし、弱火で10分(小ぶりのもの)ほど蒸し焼きにする。
※2個にした場合は15~17分蒸し焼きにします。タイマーをかけましょう。



6.ハンバーグは焼けたら取り出し、フライパンに残った水分や油分をキッチンペーパーである程度ふきとったら、ケチャップ、ソース、水、しょうゆを加えて弱めの中火にかけ、トロっとしたらハンバーグにかける。

※ケチャップやソースは成分をよく確認の上、問題がない場合に使用してください。使えなければ、みりん+しょう油で照り焼きハンバーグにしてもいいと思います。

このハンバーグを使ったお弁当です。
・きんぴらごぼう(酒、しょう油、みりん)
・ペンネケチャップいため(塩・コショウ)
・コーンソテー(オリーブオイル・塩:レンジでチン)
・トマト&きゅうり
・栗甘露煮(市販品)
が入っています。
ポイント
最初にひき肉に塩を入れてしっかりとこねることで、肉に粘りを出し、肉同士をしっかりつなげることができます。
ひき肉はよく冷えたものを使うと、ハンバーグのひび割れを防ぐことができます。
他調理などを平行する場合は、コンタミネーション(混入)に気をつけましょう。
小麦アレルギーの場合は、以下「アレンジ」をご参考に。
調理器具
深型の26cmフライパンがおすすめサイズ。

蓋はこちら。ふたはガラスのものを使うと、途中で気になってもふたを開けずに観察できます。

アレンジ

著書「JUNAさんの最強で最愛の家ハンバーグ」に載せたアレルギー対応(卵・牛乳なし)バージョン
【材料】(大人3人分対応)
- 牛ひき肉・・・300g
- 牛脂・・・3かけ
※牛ひき肉が赤身多めだった場合のみ(色が赤色)牛脂を使います。脂肪分が多めの牛ひき肉(色がピンク色)だったら必要ありません。 |
- 【A】ひき肉用塩・・・小さじ1/2
- 【A】日本酒・・・大さじ2
- タマネギ・・・1/2個
- タマネギ用水・油・・・各小さじ1/2
- しいたけ・・・1枚
しいたけは風見を足す役割と、もし牛ひき肉が赤身多めだった場合にひき肉が詰まって焼けるのを防いでくれる役割があります。嫌いでなければ入れるとよりおいしくなります。 |
- パン粉・・・カップ1/2
- 無調整豆乳・・・50ml
- 【B】ケチャップ・・・小さじ1強
- 【B】ナツメグ・・・少々
- 【B】黒コショウ・・・適量
- 【B】片栗粉・・・小さじ1強
- 蒸し焼き用日本酒、または赤ワイン、または水・・・50mlほど
【作り方】
1.タマネギは同じように電子レンジ加熱して冷ます。パン粉と無調整豆乳は混ぜ合わせる。
2.牛脂を使う場合は5㎜角に切り、常温におく。しいたけはみじん切りにする。
3.ボウルにひき肉、【A】を入れて混ぜ合わせ、水分を吸収したら牛脂を加えてさらに混ぜる。
4.3に1、しいたけ、【B】を入れて手で粘りが出るまでこね、3等分してそれぞれ空気抜きをしながらハンバーグ状に成形する。
5.バットに入れてラップをかぶせ、冷蔵庫で30分ほど休ませる。
焼き方は同じ(蒸し時間は15~17分です)。


小麦アレルギーの場合のパン粉の代替について
・オートミール(インスタントオーツ)<青皿>
・米粉フレーク(米粉をパン粉状に加工したもの)<ピンク皿>
で代替可能です。
オートミールの場合はすぐにもどるインスタント系を使用し、レシピ内のパン粉と同じように同量を日本酒と混ぜ合わせる使い方をします。
米粉フレークは、水分と合わさった瞬間から「糊化(こか)」といってのり状になってしまうため、日本酒とは合わせないで使います。日本酒は液体のまま、作り方3で塩を加えるタイミングで入れてひき肉に含ませましょう。
タネを作る作業の一番最後に米粉フレークを加えて混ぜ合わせます。基本はパン粉と同量でOK。これで少しゆるかったタネも状態が落ち着きますが、タネがゆるすぎると感じた場合は、少し多めに加えてもかまいません。
オートミールを使ったものは、ほんの少しだけオートミールの味がわかりますが、言わなければわかりません。
米粉フレーク はほぼパン粉を使った時と同じに焼き上がります。味の変化もなし。

小麦アレルギーで、しょうゆを使った照り焼き味を楽しみたい場合は、
「たまりしょうゆ」
がおすすめです!大豆、食塩のみで作ったトロッとしたしょうゆです。

おすすめの追加メニュー(献立)
卵なし牛100%ハンバーグはこちら


このレシピについて
2016年09月29日 ブログ「Quality of Life by JUNA」に投稿。
2018年 著書「JUNAさんの最強で最愛の家ハンバーグ」にアレンジバージョンの方のレシピ掲載。