本格鶏ガラスープの作り方

スーパーに売っている安い鶏ガラを使って本格鶏ガラスープを作ることができます。

手間や時間はかかりますが、これで作るラーメンは世界にひとつだけの絶品ラーメンに!

タンメンやシンプルなしょうゆラーメンにするのがおすすめです。

※スープは一日半寝かせます!

ー目次ー
材料
準備
作り方
<鶏ガラの下処理をする>
<他の素材の準備をする>
<鶏ガラを他素材と一緒に煮込む>
<スープを煮立ててこし、一日半寝かす>
ポイント
調理器具
鶏ガラスープを使ったラーメン
動画
このレシピについて

材料(作りやすい量)

  • 若鶏ガラ・・・1羽分(400gほど)
  • 初手で必要な水・・・3L
  • さし水で必要な水・・・500ml~1L
  • 真昆布(または利尻昆布)・・・30g
  • 干ししいたけ・・・3枚
  • 白ねぎの葉・・・2本分
  • しょうが・・・30~40g
  • にんにく・・・3~4かけ

準備

・鶏ガラは解凍しすぎず、半解凍ほどで使うと扱いやすい。

・鶏ガラが入るほどの大きさの鍋に湯を沸かしておく。

作り方

<鶏ガラの下処理をする>

1.沸かしておいた湯に鶏ガラを入れ、3分ほどおく。

2.1を大きめのボウルに取り出し、流水に当てながら汚れを取り除く。途中たまった水は何度か入れ替える。

※すべてのカスを取り除くの無理なので、ある程度のところで切り上げます。

3.2の水分をキッチンペーパーなどで拭く。

<他の素材の準備をする>

1.白ねぎは軽くつぶし、4~5cm幅に切る。

2.しょうがは皮ごと薄切りにする。にんにくは包丁の腹で潰す、または切り込みを入れる。

すべての材料がそろいました↓

<鶏ガラを他素材と一緒に煮込む>

1.大きな鍋に初手で必要な水を入れ、下処理が終わった鶏ガラ、他の素材をすべて入れて強めの中火にかける。

2.沸騰直前で弱火にし、静かに1時間~1時間半未満煮たら昆布を取り出す。

※途中アクが出る場合はすくいとります。

3.引き続き静かに煮て、煮込みはじめて3時間ほど経ったらさし水を加える。

※だいぶ水分が蒸発するので、1Lを上限に水をプラスします。

4.さらに1時間半(合計4時間半ほど)静かに煮る。

5.具材をすべて取り出す。

<スープを煮立ててこし、一日半寝かす>

1.鍋に残ったを一旦沸騰させ、アクなどが出れば網じゃくしですくいとる。ボール→ざる→キッチンペーパーと順に重ね、スープをこす。

2.ボウルごと冷水に浸けるなどしてスープを手早く冷まし、ラップを被せて冷蔵庫で1日半ほど寝かす。

ポイント

 使用する水は4L近くになりますが、できあがるスープ量は1L~1.2Lほどになります。グッと濃縮したスープになります。蓋はしないで煮込みましょう(臭みが出るため)。

 昆布は長く煮込むことを考えて、真昆布や利尻昆布をチョイスするのがおすすめ。日高昆布だと臭みが出やすくなります。

※昆布についての詳細は以下をご覧ください。

イノシン酸(鶏)、グアニル酸(干ししいたけ)、グルタミン酸(昆布・鶏)の3種のうまみを掛け合わせることによってうまみの相乗効果を狙い、絶品の鶏ガラスープにしています。

 できあがったスープの色は、使う昆布の種類、干ししいたけの大きさや数、煮詰め具合、鶏の下処理の具合などによって変わってきます。どの色が正解というわけではなく、どの色であっても「透明度」が高い澄んだスープになれば問題ありません。

 できあがったスープは衛生上長らく室温に置かないようにします。氷水をはったバットなどにとって素早く温度を下げ、ラップをしてすぐに冷蔵保存しましょう。

 できあがった直後の鶏ガラスープはまだ味わいにカドが立っているので、まろやかにするために冷蔵庫でじっくりと寝かせます。

 洋風寄りの鶏ガラスープにしたい場合は、にんにくをやめてセロリの葉などを入れてもかまいません。

 使用するときは必ず加熱して使います。

調理器具

 スープを煮込む時に使った鍋はこちら。


 昆布を取り出すときに使っていたステンレス菜箸はこちら。燕三条のステンレスです。


鶏ガラスープを使ったラーメン

鶏ガラスープで作る本格タンメン

動画

このレシピについて

 2016年3月10日 ブログ「Quality of Life by JUNA」に投稿

 2025年9月18日 YouTubeに動画を投稿