アイスボックスクッキー

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難易度 ★★★☆☆

プレーン
チョコ&くるみ
かぼちゃ&キャラメルチップ

基本のプレーンを押さえておけば、そこからいろんなクッキーにアレンジできます。

型はいらず、棒状に成形して凍らせたものを包丁でカットしていきます。

外側はカリッと、内側はソフトな仕上がりです。JUNAの人気お菓子レシピのひとつ!

ー目次ー
材料
準備
作り方
<クッキー生地を作る>
<クッキーを成形してを焼く>
ポイント
調理器具
ラッピング
このレシピについて
動画

材料(両方で24~34枚ほど)※直径による

<基本のプレーン生地>※写真1枚目

  • 薄力粉(エクリチュール)・・・165g
  • 無塩バター・・・120g
  • 製菓用細目グラニュー糖・・・115g

※100~120gの間で調節可。甘さ控えめを好む場合は100g、甘めが好きな場合、苦味のあるパウダーを合わせる場合は120gといった感じで増やすとよい。

  • 全卵・・・1個分(S玉)※準備参照
  • 卵黄・・・1/2個分
  • アーモンドパウダー・・・35g
  • 塩・・・ひとつまみ

<プラスする具材例>

バージョン追加材料
チョコ&くるみクーベルチュールチョコ(ダイス状)・・・80g
くるみ(ホール)・・・60g
※トースターでローストし、ざるに入れて皮をむいてから粗めに手で割る
かぼちゃ&キャラメルチップかぼちゃパウダー・・・18g
※ただし薄力粉は150gに
キャラメルチップ・・・90g
パンプキンシード・・・24粒~(クッキーの枚数分)
抹茶抹茶粉末・・・15g
※ただし薄力粉は150gに、砂糖はきび砂糖がおすすめ
チョコチップ耐熱チョコチップ・・・80g~お好みで
ココア&チョコチップ純ココア・・・30g
※ただし薄力粉は140gに
耐熱チョコチップ・・・80g~でお好みで
ラムレーズンラムレーズン・・・100gほど
ラムフルーツ&くるみラムフルーツ(ラム酒に浸けたドライフルーツミックス)・・・80g
くるみ(ホール)・・・60g
※トースターでローストし、ざるに入れて皮をむいてから粗めに手で割る
生地用桜パウダー・・・10g
※ただし薄力粉は160gに、アーモンドパイダーは30gに
コーティング用ホワイトチョコ・・・100g
チョコ用桜パウダー・・・小さじ1/2
銀箔シュガーピンク・・・適量
ピスタチオダイス・・・少々
※トースターで軽くローストする
具材は他に、柑橘系のピールや様々なドライフルーツ、粉末状の紅茶葉、野菜や果実パウダーなどが使えます。

<すべてに共通>

  • グラニュー糖、またはクリスタルシュガー・・・適量

準備

  • バターは室温にもどしてやわらかくしておく。
  • 薄力粉はふるっておく(抹茶やココア、他パウダー系を足す場合は、合わせて一緒にふるう)。
  • 卵がM~L玉場合は、白身を少し取り除く。
  • 卵は全卵と卵黄を合わせて溶き、ぬるま湯にあててバターとの温度差をなくしておく。
  • オーブンを180℃に予熱する。

作り方

<クッキー生地を作る>

1. ボウルにやわらかくなったバターを入れ、ヘラで均一になるように軽くほぐす。グラニュー糖を加えてさらにヘラでなじませる。

2. 1をハンドミキサー中速で混ぜる。色が白っぽくなり、感触がフワッとなればOK。

3. 溶き卵を2に3~4回に分けて加え、都度ハンドミキサー中速で混ぜ合わせる。

※加えた卵液が見えなくなったら次の卵液を追加します。

※バターと卵の温度差がなければ、分離することはほとんどありません。

4. いったんヘラで生地を中央に集め、アーモンドパウダーと塩を加えてヘラで混ぜ合わせる。

※アーモンドパウダーはグルテンがないので、グルグル混ぜてもOK。

5. ふるっておいた粉を再びふるいながら4に加え、ヘラで切るようにしてなじませる。

※抹茶やココアがはいっている場合も同じように混ぜますが、ココアは混ぜすぎると生地が硬くなるので、少し手前で混ぜるのをやめます。

6. まだ粉気が少し残る状態で生地を作業台にあけ、カードで押し切りするようなイメージで「フレゼ」する。

「フレゼ」のやり方(桜バージョンの写真で解説しています)

a. カードを手前に倒して斜めにし、上方向に向かって2cmずつの幅で生地を押さえつけるように切っていく。

b. 一度全部切ったら生地を上下に寄せて集め、90度生地の方向を変えて、再びカードで上方向に同じ要領で切っていく。

c. a~bをもう一度繰り返す。

※フレゼした生地はなめらかでまとまりがあり、手に付きにくくなります。

※具材がある場合は、a、bのあとに生地の上にのせ、カードで折りたたむようにして混ぜ込んでいきます。その後生地の状態によってはフレゼをストップしましょう。

※ココアなど、生地の脂肪分に影響が出る場合は、フレゼのしすぎに気をつけます(生地が硬くなるため)。

7. 生地を一度まとめたらラップに包み、冷凍庫で10分ほど休ませる。冷蔵庫で30分~1時間ほどでも。

※左から抹茶、ココア&チョコチップ、チョコ&くるみ、プレーン

<クッキーを成形して焼く>

1. 作業台にクッキングシートを横長(横25~30cm)になるように広げ、手前にクッキー生地をおいて包みながら転がして棒状に整える。外側にグラニュー糖、またはクリスタルシュガーを転がしながらまぶす。

プレーン

※クッキーの直径を小さくしたい場合は、転がしていくと長くなるので、生地を半分に分けて2本で成形しても。

2. 1を新しいクッキングシートに包んで端をホッチキスなどで固定し、冷凍庫に入れて固まるまでおく。

3. 2を1~1.5cmほどの幅にカットし、クッキングシートまたはシルパンを敷いたオーブンの天板に並べる。

プレーン

4. 180℃に予熱完了したオーブンで、15~20分ほど焼く。焼き上がったらケーキクーラーに移して冷ます。

※直径を小さくした場合は、焼きすぎないように焼き時間に気をつけます。大きめ、厚めに焼いたときは20分ほどかかることも。お使いのオーブンによってもかわってきますが、濃い焼き色を付けすぎないように気をつけながら焼き上げます。

桜バージョンの内の一部は、焼き上がったら溶かしたホワイトチョコ(レンチンで溶かせるチョコを使用)にダンクし、チョコが固まる前に銀箔シュガーをまぶしてデコレーションします。

溶かしたホワイトチョコが残り半分になったら桜パウダーを加えてピンク色にし、再びダンクしてピスタチオを付けます。

チョコを付けたらすぐにクッキングシートにおき、都度シュガーやピスタチオをまぶしていきましょう。

ポイント

 薄力粉は「エクリチュール」がおすすめ。サクホロに仕上がります。


 バターは室温に戻す際、極端に柔らかくしすぎないように気をつけます。

 生地温度が高いと焼き広がってしまうので、かなり低い温度のままオーブンに入れます。もしも生地温度が高いと感じた場合は、焼成前に天板ごと冷凍庫などに入れて生地温度を下げます。

 具材で使ったものを以下にリンクしておきます。

クーベルチュールチョコ

かぼちゃパウダー

キャラメルチップ

パンプキンシード

純ココア

耐熱チョコチップ

ラムレーズン

桜パウダー

コーティング用ホワイトチョコ

銀箔シュガーピンク

調理器具

 粉ふるい器、ボウル、ハンドミキサー、ヘラ、カード、ケーキクーラー、クッキングシート、ラップ、包丁、まな板など

 シルパンを敷いて焼くと、焼き広がるのがおさえられ、かつサクッと焼き上がります。お使いのオーブンの天板に合った大きさのものを選びます。

シルパン(240×360)

ラッピング

ガス袋に脱酸素剤とともに入れ、クリップシーラーで圧着しています。仕上げにお好みのシールやリボンを付けると、より本格的になります。

クリップシーラーはこちら

クリップシーラー Z-1

缶に入れて並べれば、クッキー缶のできあがり!

他の焼き菓子と箱詰めにすれば、喜ばれるお土産にもなります。

このレシピについて

 2009年3月28日 ブログ「Quality of Life by JUNA」にチョコ&くるみバージョンをソフトクッキーとして投稿(フープロバージョン)

 2011年9月 コッタ連載で「ラムフルーツ&くるみのソフトクッキー」を紹介

 2020年3月 コッタ連載で「桜のアイスボックスクッキー」を紹介 

 2009年著書『JUNAさんの家族を幸せにする』P69、2017年著書『JUNAさんの特別な日のお菓子』P72~73に掲載

 YouTube動画「お菓子ボックス」作りの中に登場