チョコスコーン
難易度 ★★☆☆☆
![]() |

ちょっと甘めで、チョコがたっぷりと入ったそのままでもおいしいスコーンです。
チョコを入れずにプレーンで焼いてもよし、具材を変えてアレンジしてもよし。
材料(5~6cmセルクル5~6個分)
セルクルを使わず、生地を包丁でカットする方法でもかまいません。その場合は4個できます。 |
- 薄力粉・・・200g
- ベーキングパウダー・・・8g
- グラニュー糖・・・40g
- 塩・・・ひとつまみ
- 無塩バター・・・55g
- 牛乳・・・75ml
- クーベルチュールチョコ・・・60g(チョコチップでも)
<その他>
- 打ち粉用強力粉・・・適量(なければ薄力粉でも)
- ツヤ出しの牛乳・・・少々
準備
- 薄力粉、バター、牛乳はすべてよく冷やしておく。
- オーブンの天板にクッキングシートを敷く。
- 作り方7のあとにオーブンを170℃に予熱する。
作り方
1. 大きめのボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖、塩を入れ、粉ふるい器でよくふるう。
2. 1に冷えたバターを入れて粉類をふりかけ、カードでバターを切りながら小豆~米粒大ほどまで細かくする。



※冷たいバターの表面に粉類をまぶしていくことで層ができ、これがサクサクの仕上がりにつながります。バターが溶けてしまうと層ができにくく食感に影響するので、少しでも溶け気味かなと思ったらいったん冷蔵庫に入れてバターを冷やすとよいでしょう。
3. 2を手ですくい、手のひらでこすりあわせるように落とす作業を何度も繰り返す(この作業をサブラージュと言います)。最終的に色も形状も「粉チーズ」状になればすりあわせ完了。
※最初は手のひら=小指の下のほうの膨らんだ部分でこすりあわせます。バターが薄く伸びることで粉の付く面がより広くなります。ある程度細かくなってきたら、手のひら全体でこすり合わせるようにし、すくっては落としを何度も繰り返します。バターが溶けてしまわないように気を付けましょう。

4. 3の中央にくぼみを作って冷たい牛乳を流し入れ、カードで牛乳に粉をかけながら徐々に混ぜる(ここでも練らないように)。


5. 4を作業台にあけ、カードで生地を半分にたたんではギュッと押さえることを3~4回繰り返す。


6. 5にチョコレートを2回くらいにわけて生地に置き、再びカードで半分にたたんでは押さえるということを2~3回繰り返す。


7.6をラップに包んで冷凍庫で15分くらい休ませる(時間がある場合は冷蔵庫数時間冷やす)。

8. 作業台に打ち粉(強力粉)をまき、7を2cmくらいの厚みに麺棒で伸ばす。セルクルで抜いてオーブンシートを敷いた天板に並べ、表面に牛乳(分量外)をはけで塗る。



※セルクルではなく包丁を使う場合は、四角く伸ばした生地を十字に切り、同じように天板にのせて牛乳を塗る。

9.170度に予熱完了したオーブンで25分ほど焼く(包丁でカットしたものは、気持ち焼き時間を延ばします)。焼き上がったらケーキクーラーにとる。



包丁でカットしたものはこんな感じに焼き上がります。
ポイント
薄力粉により仕上がりがかわってきます。「エクリチュール」を使うとホロホロに、「ドルチェ」はどっしり&しっとり系に。「バイオレット」「スーパーバイオレット」は軽めの仕上がりになります。



サブラージュ=薄力粉のグルテン化をすすませないように粉類と油脂分を混ぜ合わせる方法
薄力粉は本来、普通にグルグル混ぜるとグルテンが生じてねばりが出てきますが、それはサクサクした食感にはつながりません。スコーンはその食感を考えても、グルテンの発生をいかにおさえるかということにつきるので、両手ですり合わせるサブラージュ法を使って粉と油脂分を一体化していきます。
使ったチョコレートはこちら。製菓用のクーベルチュールチョコです。

チョコチップなら耐熱がおすすめ。

調理器具
粉ふるい器、ボウル、カード、麺棒、ケーキクーラー、クッキングシート、ラップ、包丁、まな板や作業ボード、刷毛など
スコーン作りに欠かせなない「カード」はこういったものです。

カーブしている部分がボールの底になじみます。お菓子作りだけでなく、料理全般に使えます。
セルクルはこのあたりがおすすめ。私は5cmのものを使用。

高さが5cmで割と高めですが、そうするとムースなど、ほかのお菓子作りにも使えます。
100円ショップなどにも売っていることがあるので、そういったものでも全然かまいません。
アレンジ
具材アレンジ・・・他のチョコ系、くるみなどのナッツ類、レーズンなどのドライフルーツなど何でもOK!
このレシピについて
2012年2月23日 ブログ「Quality of Life by JUNA」に投稿。
2016年12月発売 著書「JUNAさんの特別な日のお菓子」P20-21に掲載。