生クリーム&はちみつ配合のもちもち生食パン
難易度 ★★☆☆☆


生食パンブームの時にレシピ考案した、生クリームとはちみつ入りのやわらか~い食パンです。
ブログでも長年大人気!YouTubeの動画にもなりました。
写真は手ごねで作ったものですが、一次発酵までホームベーカリーを使うこともできます。
大人気のパン、ぜひお試しください。
材料(1斤分)
<生地>
- 強力粉・・・200g
- 薄力粉・・・50g
- ドライイースト・・・3g
- 【A】砂糖(上白糖)・・・20g
- 【A】はちみつ・・・10g
- 【A】塩・・・5g
- 【A】生クリーム・・・60g
- 【A】水・・・115g
- 無塩バター・・・20g
準備
・角食型に離型油をスプレーしておく(調理器具参照)。
・バターは常温においてやわらかくしておく。
作り方
1.小ボウルに【A】を入れ、スプーンなどでよく混ぜ合わせ、砂糖、はちみつ、塩をしっかり溶かす。大ボウルには強力粉、薄力粉、ドライイーストを入れる。

2.大ボウルの粉類をカードなどで均一になるまで混ぜたら、小ボウルの液体類を入てカードで合わせる。さらに手でこねて簡単にまとめる。
3.2を作業台にあけ手で「縦ごね」をする。 生地がつながってきたら「たたきごね」「丸めごね」を加えてまとめていく。
4.3に準備のバターを加え、再び「縦ごね」→「たたきごね」⇔「丸めごね」を続ける。 表面がなめらかになって弾力がでればこねあがり。
※バターを加えるとまた生地がべた付き出すので、まとめるようにしてこね直していきます。
5. 4をボウルに入れてラップをかぶせ、30℃で45分ほど一次発酵する(電子レンジの発酵機能使用)。 フィンガーチェックをして生地の戻りがなければ発酵完了。



ホームベーカリーの場合
1. お手持ちのホームベーカリーのパン釜に、入れ方に準じて材料を入れる。
※ドライイーストが後、バターが後など、必ずお持ちのホームベーカリーの入れ方に準じてください。
2. 一次発酵までしてくれるコースを選択し、スイッチオン。

※あとは次の行程6に進み同じように作っていきます。
6.手をグーにして生地全体を押さえてガス抜きする。生地総量を計って2等分し、それぞれ丸める。



7. パンマット+ぬれ布巾+ラップをかぶせ、20分ほど生地を休ませる(ベンチタイム)。

8. 生地をめん棒で成形して型に入れ、ぬれ布巾+ラップを被せる。

成形の仕方
a. ガス抜き麺棒で生地を縦長に伸ばす。
b. 生地の両端を中央に向かって折り上げる。
c. 手前の生地からクルクル巻く。生地がはがしにくい場合はカードを使ってやさしくはがしながら巻く。
d. 巻き終わりを指でしっかりとつまんで巻き終わりを下にする。


9.8を30℃で40分ほど二次発酵する(電子レンジの発酵機能→その後は室内発酵)。型の8~9分目ほどの高さまできたら発酵終了。
※室温発酵している間にオーブンを190℃に予熱しておく。

10. 型のふたをしめ(ふたにも離型油をスプレーしておく)、190℃に予熱完了したオーブンで25分ほど焼く。
11. 焼き上がったら型に入ったまま厚いタオルなどの上にゴンゴンとぶつけるようにしてから、型出しする。
※これにより型からパンをはがすのはもちろんですが、焼き上がりの「腰折れ」を防ぐ役目もあります。
12. 網の上に取り、お好みのタイミングでカットして食べる。
※焼きたてでももちろんOKですし、一晩おいてもやわらかいままおいしく食べられます。


きめ細かく、本当にやわらかな仕上がりで、トーストせずにそのまま食べるにはまさにもってこいのパンです。

ジャムやバターとの相性も抜群!
ホームベーカリーの生地の焼き上がりはこちら↓






手ごねと同じようにやわらか~く焼き上がります。
ポイント
バターはグルテンの生成を阻害して発酵の進みを悪くするので、ある程度グルテンを作ってから後入れします。パン生地の温度に変化を与えないためにも、しっかりと室温においてやわらかくしてから加えましょう。
強力粉はスーパーカメリヤ、薄力粉はスーパーバイオレットがおすすめです。きめ細かく、白く美しい仕上がりになります。
ドライイーストはこちら。3gずつ個包装になっているのがおすすめです。もちろん赤サフでも!
調理器具
ホームベーカリーはパナソニックのものを使っています。ハンドミキサーに付属のニーダーでもOK。
型は正方形、横長、どちらの1斤型でもいけます。フッ素加工などが施してあると空焼きがいらず、離型油をスプレーするだけで使えるので、型出しがスムーズになります。
※フッ素加工されていないアルタイト型などの場合は、事前に空焼き処理が必要になります。
離型油はこちら
生地を分ける時、成形するとき、作業台からはがすときなど、カード(コヌル)があると便利です。100円ショップなどでも買えるので、パン作りをする場合は持っておくのがおすすめ。もちろんステンレス製のスケッパーでもかまいません。

作り方7のパンマットとは、別名キャンバス地ともいい、水分多めのパン生地などに直接かぶせても、生地が付かない仕様になっている布のことです。直接ぬれ布巾をかけると生地にはりついて傷みの原因になるため、間にパンマットを挟むのがおすすめです。フランスパンの発酵時に使われたりもします。製菓材料店やネットなどで購入できます。

サンドイッチアレンジ
紅ほっぺサンド
フルーツサンドとの相性が抜群です。

ローストビーフサンド
もちろんおかずパンにも!

かぼちゃのハロウィンサンドイッチ

作り方は写真をタップ
保存
ある程度粗熱が取れたら袋に入れ、乾燥を防ぎましょう。やわらかく食べたい場合はなるべく早く食べきります。梅雨時や夏の猛暑の時なども早めに食べきりましょう。
食べきれないようなら早々に冷凍がおすすめ。その際はカットして冷凍します。カットしたパンをラップに包み、さらに密封できる保存袋に入れて冷凍しましょう。金属製(できればアルミ)のバットなどにのせて急速冷凍します。冷凍した場合は食べる時に軽くトーストします。

他におすすめのパン



動画
このレシピについて
2018年3月22日 ブログ「Quality of Life by JUNA」にレシピを投稿
2020年1月 「レシピブログの大人気パンレシピBEST100」(宝島社)に掲載、表紙にもなりました!